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名刺管理ソフトがきらい

2025.04.12

電車やタクシーの中で不愉快な広告を年度も目にするようになった。
いわゆる名刺管理ソフトの動画広告で、簡単に言えば「会社の退職者が名刺情報を持ち出す!うちのサービスはそんなことできないようにしているよ!」という内容。
退職者が名刺を持っていくことはコンプライアンス的に問題とかも言っている。
え?それってどこが問題なの?

仕事でもらった名刺は誰のものか?
ということでググってみる。検索ワードは「名刺は誰のもの」。

結果からすれば、名刺の所有権が会社に帰属するような判例もないし、法律規則もない。
もちろん、すべてがそうではなくて、技術研究部門や国策関係で取引先や担当者との関係そのものに高い秘匿性が要求される場合はあるでしょう。合理的な理由があればそれを縛るのは当然として、しかし私を含めたその辺のリーマンにそんな人間関係はないでしょう。逆にそれまでの人間関係に退職元の会社が制限をかけることの方が大問題だと私は思うのですよ。
転職して、イチから人間関係つくりなおしってマジないでしょう。

ただ、それは置いておいて。気持ちが悪いのが、先の広告による洗脳効果だよね。
あれだけ「名刺は持ち出させない!」って何回もやられりゃ、そういうものだとみんな思ってしまうでしょう?
私みたいに、そういうの見るとホンマかよって疑ってかかるようなヒマないですもんね。

こういうのって結構あると思います。知らないでイメージだけで思っちゃうってヤツ。コンプラ関係に多いんだよなぁ。
例えば、「反社会的勢力」いわゆる反社ね。
小学館新書 「教養としてのヤクザ」溝口敦、鈴木智彦 おススメです。