昨年に個人事業を開始して、初めての確定申告を期限ぎりぎりの3月17日に終えました。
電子申告(e-Tax)で済まそうと思っていたけれども、妻が不安だというのでe-taxで申告すれば適用される10万円追加控除を蹴っ飛ばして、(あと確定申告のときの税務署の様子を見ようという野次馬的興味もあって)税務署に行ってきた次第(サラリーマンの一本打法のときは妻がやっていた)。
ところがe-Taxの普及を推進している政府の掛け声もむなしく、税務署近隣の妙齢紳士淑女がわんさかわんさかで大混雑。
一方でそれを待ち受ける税務署の皆様方。昨今の財務省解体ムーブメントやら自民党の裏金脱税批判などで、さぞかしおとなしく殊勝に構えていらっしゃるのかと思ったのだが。
紳士淑女の加齢臭に頭がやられたのだろうか、目をサンカクにして「あんたはこっち!」「何?申告?相談?」などと、殺気立った対応でお出迎え。首投げしてやろうかと思った184センチ110キロ54歳とは私のことだ。
しかし、民主主義教育が施されていない郊外都市自営業の集団は、何回も折りたたまれた行列で白い頭を並べながらおとなしく待っている。
金(税金ね)払いに来たんだからそんなに従順じゃなくても…。
だから日本はダメになったのだと、口の中でモゴモゴ言いながら青のジャンパー(青と赤のジャンパーで役割を分けているらしい)のおじさま職員を捕まえて、相談役の税理士先生の窓口を教えてもらう。
確定申告はややこしいとは言っても、昨今はオンラインの会計ソフトも充実しているし、申告書も作ってくれるからなぁ。
実際に面倒くさいのは領収証の整理ですな。
一日かかって整理して「もうこれからはこまめに週イチくらいで整理しなきゃな」なんて思ったにも関わらず、何もしないで4月春を迎えている現在のアタシ。
それはともかく、税理士さんからは何も指摘はなし。妻からの尊敬を得ることになった。
それから初めての消費税納付を終えて、申告書自体は廊下に置いてある箱に放り込めってんで、放り込んできた。
ここまでつらつら書いてきたけど、結局税理士さんに相談しなければ、申告書を箱に放り込んで消費税を納めるだけなので、ものの10分もあれば終わるような話なわけで。
あの行列はいったいなんだったんだろうと思いながら、駅の近くの八百屋が閉店したのを知る。
日本の未来は暗い。